前回からの続きです。
前回は信用金庫に口座を開くべきの一番目の理由として
・金融庁から担保主義からの脱却を指示されたから。
を挙げました。
その意味するところは「担保主義」から「事業性評価」で貸出をしなさいと指示されたいうことです。
「事業性評価」とは文字通り各行・各支店が事業性がどうなのかを評価して貸しなさいということです。
同じような文が並んでしまいました。
別の表現をすると半沢直樹時代の「金融庁検査」が変質して、形式よりは中身重視にしましょうと変わったということです。
これは、貸出や保全業務を180度転換せよ!というくらい大変なことのようです。なにしろ今まで「事業性評価」なんてしたことがない金融機関が大半なんですから。
繁華街にあるメガバンクの支店長が町工場に出向いたり、部下を派遣して興味を持ってもらえると思いますか?
その点、地域密着型の信用金庫は使命感が異なるようなので、事業性を評価する知見はメガバンクより蓄積されているようですし、その知見を活かして自社の経営方針などを理解してもらい易いようです。
※全部が良いとは限りませんし、使命感は良くても財務状況が悪い場合もありますので、注意が必要です。