税理士 駿河健太郎のblog


所長 税理士・行政書士 駿河健太郎
関東信越税理士会所属 埼玉県行政書士会所属

税理士法人SKYの哲学は”超現場主義”です。
どんなに情報技術が発展しようとも、お客様と顔を合わせて人間的なお付き合いをさせていただくことを基本としています。

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2013年4月3日水曜日

小売価格上昇

今日は四月になってから始めての晩御飯当番でした。
スーパーに行ったら報道の通り値上がりしているもの(値引きをやめているもの)が目に付きました。まだ仕入れ値は変わっていないだろうに。

このスーパーの近くに別のスーパがありましたが、半年前に閉店しました。
多分20年契約が切れたので撤退したと思われますが、私はそこに行くといつもストレスが溜まっていました。

詳しくは後述するとして、そこでは数年前にマグロ価格が上がると報道があってからすぐに値上しました。実際は仕入れ値が上がることなく、近所の最安値から最高値になり、しかしその後も撤退まで値下げしませんでした。

前者のスーパーは好感が持てますが後者のスーパーは逆です。

違いはなんでしょうか?

それは「ビジョン」に他なりません。

前者のスーパーにしたって値上げに文句はあります。推測するに、スーパーは値付けが日単位で行われています。その前に今期の予算があり、上半期の予算があり、今月の達成目標があり、昨日までの売上と今月の目標が比較されています。

このように短時間に価格設定をしなければいけないとき、一番近い目標に標準をあわせてしまいます。対立する概念はビジョンです。しかし、これらの両立は可能です。ビジョンを優先させれば自ずと答えは出てきます。

例えば値上げ分以上の付加価値をつける。あるいはボリュームを下げる。逆にボリュームを上げる(販売単位を2パックから3パックにして単価を維持する)などでビジョンに沿った価格設定が可能です。

前者のスーパーは店内にIR資料を置いてあり、ビジョンが顧客に伝わっています。後者のスーパーは遥かに劣っていました。なにしろ買い物カゴを客が拭いて掃除しないと3つ位一緒にくっついてきてしまう、昼御飯をバックヤードの人がレジの客側からレジを打ってお釣りをとって行く等々の信じられない光景を目にしましたが、顧客に対してメッセージなど何もありませんでした。

とある所で目にしたのですが、利益とは人の役に立った結果だそうです。ビジョンとは正に人の役に立つ事を目指しているベキものだと信じたいものです。