電子申告と電子申請を勘違いされていた例です。
とある先生が勇退なされるということで、半年ほど同行して引継ぎをしたことがあります。その間に税務調査が入り幸運なことに社長と3日間一緒にいることができました。
私:「これからは電子申告にしませんか?」
社長:「当社は数年前から導入し、随分と協力してきたんですよ!」
私:「???」
引継ぎでいただいた過去5年分の税務申告書のコピーは書面提出のものでした。
数年後、訪問時に余裕ができた私が管理棟の壁に掲示してあるPDCAサイクルを見てやっと理解できました。
その会社は建設業で、常に業務の効率化を図り、かつ、地域でも先端を行っていたのです。実はその間に事業承継も進み、前社長は会長となっていました。
私:「私が勘違いしていました。」
会長:「なんのこと?うちはいつでも最先端だよ。」
私はもっと視野を拡げなければならないと痛感いたしました。