ほんの少し前でも誤解×誤解のため絡まった糸を解くのに苦戦しておりましたが、現在では誤解^3になってしまい頭を抱えております。
誤解①個人情報保護法は公務員の個人情報を保護するためにできました。(かつては、自宅住所が各公務員名簿に記載されていたと記憶しています。)さいたま市でも2000年代に元官僚の殺人事件が起きてしまいましたが、このケースのように公務員の自宅までストーカー行為をできなくするための法律です。
誤解②税理士をはじめとする各士業は制度創設以来、高度な守秘義務が課せられているために目的外に個人情報を利用すると懲罰の対象になるため、漏洩させない体制が戦後すぐから維持されている。
誤解③皆さまが想定している個人情報は所謂マイナンバーだと思いますが、マイナンバーは、収集・保管・廃棄の3つを規定しているだけで、本当の個人情報(センシティブ情報)は誤解②のことです。
②に含まれるものが本当のセンシティブ情報であり、マイナンバーは高度に保護する対象とは言い難いものです。②には病歴・身体欠損・彫物・非嫡出子その他多くの情報があり、数十年に亘り確実に守られています。